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インターンシィップ報告:美作市上山地区での5日間

  みなさん、こんにちは!地域マネジメント学部3年の栗栖です。今回は、私が去年の9月にインターンシップでお世話になった上山地区について、書きます。  上山地区は岡山県北東部に位置する美作市の南に位置します。岡山市内からは車で約1時間程とそれほど遠くない距離ですが、実際に訪れてみると、標高が高くて、里山に囲まれた棚田が広がる、その景色は、普段住んでいる所とは全くの別世界のように感じました。  私たちの活動を見守ってくださった水柿大地さんは、大学時代に東京の大学から上山地区にバスで通いながら、棚田再生などのプロジェクトを率先して行い、地域おこし協力隊として上山地区に関わり、大学を卒業後に上山集楽へ移住してきたそうです。水柿さんは自らの経験などを著書されているので気になる方はぜひ読んでみて下さい!(原稿の最後に紹介してます)。  今回の上山地区でのインターンシップには、私と福井さんの2人で参加させていただきました。私達は、5泊6日の間で、主に農作業やキャンプ場での薪割り、ゲストハウスの掃除など地区内のさまざまな方々の活動を一緒に体験させていただきました。  活動を通じて、上山地区に移住してきた方々と、ご一緒させていただきました。移住してきた方々は、比較的若い世代が多く、何かに挑戦している人が多いように感じました。  宿泊させていただいた「ひさこい邸」は地域おこし協力隊として移住されてきたお二人が自分達で建てたもの。今後はゲストハウスとして活用されるそうです。お二人ともとてもパワフルでアクティブな方で、お話を聞いたり、一緒に活動するのがとても楽しかったです。  インターンの中で、上山地区の近くの温泉に行ったり、地域の人とたこ焼きパーティーやカレー作りなどの交流も多くありました。その中で移住者や色々な方のお話を聞くことができました。  最終日は、上山地区の「古民家カフェいちょう庵」さんで、白井先生にも来ていただき、6日間の振り返りを行いました。  一日一日がとても濃くて、あっという間の6日間でした。私はこのインターンシップで得たものは非常に大きいものでした。  さまざまな経験をしてきた方々や何かに挑戦している人々のお話を聞いていると、今までの価値観が覆されるとともに、私が生きてきた世界はまだまだ小さいなと感じました。  さまざまなインターンがあると思いますが、私は上山地区での

インターンシィップ報告:浅口市元地域おこし協力隊でインターン

  今回、私はインターシップをももたろう自動車教習所で5日間、浅口市元地域おこし協力隊で5日間、計10日間行かせてもらいました。  5日間でいいのになぜ10日も行ったのという疑問もあると思います。事の発端は2020年6月25日インターシップの講義でした。この日はインターシップ先を大方、決めなければいけない講義で、私はドローンの操縦免許を取得したいがために、ももたろう自動車教習所を選んでいました。でも、私以外に行く人がおらず物寂しく感じ、私は友達と一緒に浅口市のインターンシップにも(勢いにまかせて)行くことが決まりました。  さて、勢いにまかせて決まった浅口市のインターンでした大変なのはここから。私は備前市日生町に住んでいますが、どこかわかるでしょうか? わかりやすく伝えると、兵庫県の県境の町に住んでいます。一方、浅口市は広島県よりちょっと手前にあるところにあり、ほとんど真逆の方向で、車で片道2時間半かけて行くことになりました(しかも5日間)。  肝心のインターン先は岡山県浅口市。岡山県で最も小さい市で、岡山県の南西部に位置し、瀬戸内海に隣接する自然豊かなまちです。ここでお世話になったのが、元地域おこし協力隊の小林さんです。インターン内容は動画撮影・編集、情報収集、SNSで情報発信、などなど。  実際に情報収集のために町を歩いたり、食べたり、山上ったり、それが終われば情報をまとめてブログやInstagramに投稿する、これがしんどいというか大変…。これをほとんど毎日やってる小林さんはすごい~…。インターネットに発信するネタも、独自で作り上げた浅口市情報収集システムのおかげらしいけど、本当にすごい…。  動画の撮影・編集もやらせてもらいました。これも大変でした。字幕の表示時間とかBGMはでかくないかとか、声がちゃんと聞こえるかなどなど、やることが多かったです。でもここで学んだ動画の撮影と編集の知識があとあと活かせることができました。  最終日には、インターンシップで学んだことの成果発表会がありました。情報収集や情報発信のやり方、自分たちで作ったPR動画鑑賞などなど発表させてもらい終了しました。その様子はちゃっかり新聞に載りました(笑)  さて、次はももたろう自動車教習所でのインターンシップです。ここではドローン教習3日、インターン2日の計5日行きました(※教習もインター

大学から始めた部活動:うらじゃ「陽輝」

 私は、大学生になって、うらじゃ部「陽輝」に所属しました。うらじゃとは、27年前、温羅(うら)の伝説から生まれた祭りです。岡山の地域・文化・歴史に根ざし、市民参加型の祭という特徴があります。  私は、岡山県倉敷市出身ですが、うらじゃをしたことも見たこともありませんでした。地域マネジメント学科に所属しているのに、自分の住んでいるところことを知らないなぁと思いました。  入学してから気になり始め、部見学もせずに入部届を出しました。今思えば、なかなかにすごいことをしてしまったなと思います。  うらじゃ部「陽輝」は5人で活動しています。他の団体に比べて人数は少ないですが、頑張って活動しています。毎年、倉敷よさこいや奉還町商店街で行われるイベントのエコナイトなどに参加しています。 写真:奉還町エコナイトでの演舞  しかし、2020年度はコロナウイルスの影響でイベント参加が難しかったです。そのため、中止されたイベントが多くあったため、2020年度に参加したイベントは、学園祭と部長会主催のクリスマス会だけでした。また、2019年11月に開催予定だったアオハル祭が2021の夏に延期されたため、それに向けての練習を行う予定です。  うらじゃ部に所属したことによって、私自身が変わったところがあります。  一つ目は、人見知りが少なくなったことです。私は人見知りが激しく、自分から話すということがとても苦手でした。しかし、うらじゃを通して積極的に人に関わることが増えたため、始める前ほどの苦手意識が少なくなりました。  二つ目は、人前に出ることが平気になりました。今までは発表の場では失敗することを恐れていました。しかし、うらじゃは楽しむことが大切なため、失敗してもまわりの人が楽しめるようにしています。 写真:奉還町エコナイトでの記念撮影 注)この原稿は2021年3月に作成したものです。 文責:難波(3年生)

SDGsをテーマにした出前講義

 地域マネジメント学部で、環境論や環境政策論などを教えている白井といいます。私は講義の中で、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をとりあげるようにしています。  最近は、SDGsをテーマにした出前講義を、高校でさせていただくことが増えてきました。高校生を対象に次のような講義をさせていただいています。 授業1:将来の職業を通じて、SDGsにどう貢献するかを考える  授業の事前に、SDGsのことを解説する動画を見てもらい、そのうえで、自分が希望する将来の職業が、SDGsのどのようなゴールと関連するか、さらにより多くのSDGsに貢献できるように、どのような工夫を行うかを考えて、レポートを提出してもらいました。  提出されたレポートを読ませていただき、8人を選び、授業でレポートの内容を発表してもらいました。さらに、それを踏まえて、SDGsを達成するうえで重要な点をお話する授業を行いました。 授業2:自分の関心問題と気候変動との関連を考える  SDGsを理解し、実践していくためには、目標とするゴールはつながっていることを捉えたり、異なるゴールに共通する“根っこ”の問題があることを知ることが大切です。  私の大学の講義では、①あなたの関心問題は何ですか、②その関心問題と気候変動の問題がどのようにつながっていますか、③その関心問題と気候変動の根っこにはどのような問題が隠されていますか、という問いをたて、その答えを考えてもらっています。  高校での模擬講義でも、大学の講義と同じような問いかけをさせていただき、考えてもらいました。 授業3:SDGsの視点からみた地域の課題(講演形式)  SDGsは多様なテーマを含んでおり、SDGsを参考にして、探求学習等での活動テーマを決めていくことができます。例えば、SDGsの17のゴールの内容は、地球全体や開発途上国におけるグローバルな課題が多く示されており、地域において取り組むべき国際的な問題を考える際に参考になります。  また、SDGsの17のゴールに対応する地域内の課題(ローカルな課題)を考え、その地域内の課題への取組みを考えることも重要です。では、SDGsの視点からみた岡山の課題ななんでしょうか。都道府県別のデータ等を用いて、お話をさせていただいています。  他にも、SDGsを活かした

香川からの長距離通学

 私は、入学した時から今も継続して、香川県からの通学を続けています。片道約1時間半をかけて通学しています。最初は長距離通学に対して不安な気持ちもありましたが、だんだんと慣れました。今では、この長距離通学を卒業まで続けるということが自分の中での目標の一つになっています。  1限目9時からの講義が入っているときは、家を6時半ごろに出ます。冬は特に家を出るころは周りが真っ暗で厳しい寒さに耐えながらの通学は結構キツイです…。でも、3限目や4限目からの講義だと、朝ゆっくり家を出ることができます。私が今でも苦手なことは、1限目に合わした電車に乗るときの早起きです(笑)岡山で下宿をしていたら、あと1、2時間は多く寝れるのになぁと思うことも時々ありますが、その気持ちを乗り越えながらなんとか頑張っています!大学に入学してもう2年が終わりましたが、まだ5時半起きは慣れないです(笑)それ以外には特に苦労していることはないです!  長距離通学のメリットは、通学時間を活用していろいろなことができることや自分のやりたいことを継続できること、などがあると思います。デメリットは、交通費が他の人に比べると少し高くなってしまうこと、私のように香川からの通学の場合、瀬戸大橋が強風や大雨などの影響で通行止めになった場合は通学ができないこと、電車の本数が少ないこと、などがあると思います。まだ、瀬戸大橋が止まって通学ができなかったことはそんなに多くは経験したことはないですが、去年1度だけ、踏切の故障で瀬戸大橋を渡れず、学校に行けなかったことがありました。  周りからは、「長距離通学大変やろ~」という声を掛けられることが多いです。でも、私は自分のやりたいことがあって、自分で決めたことだから、大変な時もあるけど頑張ろうって思えます。  私が長距離通学をするという選択をした理由は、まず地元が大好きだということ、そして、もう一つ大きな理由は、幼いころから続けている“和太鼓”を続けたいという思いが強かったからです。私が所属している「和太鼓集団 響屋」というチームでは、週に2~3回稽古をしていて、イベントがたくさんあるシーズンになるとほぼ毎週のように、土日は県内外で演奏活動をしています。(去年は特にコロナ禍という制限があったので、ほとんど人前で演奏することができませんでした…。)私の中ではこの和太鼓が生活の一部になってい

新型コロナの影響下での講義・試験、スポーツ大会

新型コロナの影響と助け合ってきた大学生活  2020年4月1日。新型コロナウイルスの影響が出始め、例年とは違う異例の形で入学式と顔合わせ会が行われました。  感染拡大防止策を徹底的に行いながら、オリエンテーションと前期の講義が始まりました。しかし2週間も経たないうちに緊急事態宣言が発布され、5月初旬より全面オンライン授業という教授・学生共に、未経験の未曾有の事態に陥りました。  初めは四苦八苦したオンライン講義でしたが、4月最初に数回学校に登校できたおかげで、その時に知り合った友人などと情報交換などを行い、この困難に立ち向かいました。6月になり緊急事態宣言が解除され、徐々に対面授業が再開しました。  前期は全員集合する対面講義が週に1回だったため、対面講義の実施日は週に1回の貴重な時間、かつ楽しみな時間でした。   7月も終盤に差し掛かり、第1波のピークが過ぎ去った頃に、大学生になり初めての試験がありました。  高校生の時とは違い、テストに資料の持ち込み可能など今までとはないスタイルがありました。この時も、入学当初より更に仲を深めた友達などと協力をしながら資料の作成や対策などを講じ、本番に臨みました。  この協力のおかげで、皆それぞれ自分の満足に近い評価やこれからの頑張りが必要な分野について把握でき、いい評価を得る一端を担うことが出来たことだと思います。  9月に入りなかなか新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、後期の講義の方針が出されました。  それは前期よりはましではあるものの対面講義とオンライン講義を組み合わせるいわゆるハイブリッド方式でした。前期よりかは、登校回数が増えたものの本来の大学生の生活ではまだないように感じます。 学友会主催のスポーツ大会で総合優勝  このような状況の中ではあるもの感染拡大防止策を徹底的に講じ10月末に学友会主催でスポーツ大会が行われました。これは、学部・学科でチームを編成し綱引きや障害物競走をするというものでした。  私たち地域マネジメント学科1年は2チームを編隊し、勝負に臨みました。残念ながら、Bチームは初戦敗退してしまいましたが、私が所属していたAチームでは、綱引きが2位、障害物競走が1位という好成績を残し総合優勝を果たしました。  なかでも特に印象に残っているのが私自身も出場した綱引きです。最初は、楽しめればいいという

地域マネジメント実習~未来カルテの作成と未来ワークショップ

未来ワークショップの提案  地域マネジメント実習で、和気町役場に行かせていただきました。和気町は自然が豊かな上に交通の便がよく、移住者に人気のある町です。  私たちの実習では、移住者の支援業務の手伝いをさせていただくこともありましたが、メインは未来ワークショップでした。  和気町では、ちょうど総合計画策定を策定する仕事の最中で、その一環としてワークショップを行うことになっていました。私は、ワークショップの事例を調べているときに、千葉大学の倉阪秀史教授が開発・実践されている未来ワークショップのことを知りました。和気町に提案したところ採用され、未来ワークショップを行うことになりました。  未来ワークショップでは、地域の未来を予測したデータを集めて未来カルテを作成し、それを参加者に伝え、地域の将来への理解を深めてもらったうえで、あるべき未来を考え、バックキャスティングの方法で、これから行うべき取り組みについて、提言を行うものです・  バックキャスティングとは、現在の姿から未来を考えるのではなく、未来のあるべき姿から未来を起点に解決策を見つける思考法です。これにより、現在行っていることの延長ではない、飛躍的なアイディアや新しい発想が生まれやすいことが期待されます。 未来カルテの作成と未来ワークショップの実践  未来ワークショップで使用する未来カルテは、私たちが作成させていただきました。未来カルテの元データは、千葉大学の倉阪先生が作成している計算ソフト(注1)を使用させていただきました。一部、地域経済分析システム(RESAS:リーサス、注2)のデータも使用しました。倉阪先生の計算ソフトでは、自治体コードを打ち込むと、20年後の人口データや産業のデータを表示させることができます。  ワークショップは、中学生、高校生、大学生、社会人を対象に、別々に行いました。その都度、和気町の未来カルテを説明させてもらいました。  未来カルテを使うことによって、20年後の和気町について想像しやすくなり、中学生や高校生にもわかりやすかったのではないかと思います。  しかし、バックキャスティング思考は中学生や高校生には少し難しかったのか、理想の将来像として実現不可能のような、大胆な意見は出てこなかったように感じます。  それに対し社会人は、バックキャスティング思考により、思いつかないような理想の将来