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地域マネジメント実習〜SDGs を知ってもらうために



 「SDGs」って知っていますか?

 皆さん、いきなりですが「SDGs」って知っていますか?

 地域社会や環境について勉強している人は、耳にしたことがある言葉かもしれません。

 今、新型コロナウイルスの流行が世界的に問題になっていますが、世界または日本の中では、新型コロナウイルス以外にも、もっと前から問題に直面し、解決に向けて動いていることがたくさんあります。

 そうした解決すべき諸問題のゴールを定めたのが、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)です。SDGsとは、持続可能性を損なうような世界で起こる問題を解決していくために、2015年に国連で開かれたサミットでつくられた目標のことです。SDGsは、世界中で起こっている、環境問題、生活難、差別などの問題を網羅し、2030年までに解決することを目指しています。

 私たちは、3年生が前期に行う地域マネジメント実習で、環境学習センター「アスエコ」に受入れをしていただき、SDGsに関するプロジェクトに参加させいただきました。そのことを書いていきます。

環境学習センター「アスエコ」と実習の様子

 環境学習センター「アスエコ」では、施設内の展示やイベントなどで地球や地域の環境についてその大切さを伝えていく普及啓発を行っています。

 実習では、主に「SDGsカードゲームX」の岡山県版の作成、小学生向け出前授業の参加とそのほかに学習センター内の業務のお手伝いをさせていただきました。その中でも私たちは特に「SDGsカードゲームX」の岡山県版の作成に意欲的に取り組みました。

 「SDGssカードゲームX」は、「SDGs」を実現するうえでのトレードオフを、身近なリソースで解決していくというものです。

 トレードオフとは、例えば、気候変動防止のために、太陽光発電パネルを各所に設置するが、それにより土砂崩れや景観悪化の問題が危惧される場合があるなどです。

 リソースとしては、ロボットや人工知能等の最先端な技術とともに、後楽園や美観地区など岡山にある地域資源を取り入れました。

 トレーオフカードをひき、その問題の解決を手持ちのリソースカードで解決する物語をつくりだすという遊びになります。

 実習の中で私たちは、小学生に「SDGs」を学んでもらうために、身近な岡山県の中で起こっている「SDGs」のトレードオフをとりあげ、わかりやすく文章で表現する作業を行いました。

実習で学んだこと

 「SDGsカードゲームX」の岡山県版の作成と小学生向け出前授業の参加を通して、「SDGs」を取り扱うことの難しさを知りました。

 カードゲームの作成の中で、「SDGs」に触れて、持続可能な社会を損なう問題があるといっても、人によって理解できないこと、実感ができないことがあることを感じました。

 しかし、私は、これから地域社会に関わっていくうえで「SDGs」はより良い社会をつくるためのきっかけになるのではと考えます。

 地域社会や環境について知識を含めたいと考えているなら、環境学習センター「アスエコ」にぜひ行ってみてください。

 今回の実習で作成した「SDGsカードゲーム」の岡山県版も置いてあります。気になる方は、是非プレイしてみて、「SDGs」について学んでみてください。

文責:川崎(3年生)

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