3月上旬、新型コロナ対策としての移動制限がまだ厳しくない頃、香川県の豊島(てしま)に行ってきました。
環境論や環境政策論の講義で、廃棄物問題をとりあげるにあたり、産業廃棄物の不法投棄の問題と、島をあげて戦ってきた豊島の現在を調査するためでした。
豊島には、岡山県の宇野港からフェリーで40分。気楽にいける場所です。
産業廃棄物は完全に撤去されたのですが、現在もなお、不法投棄がなされた場所では地下水の浄化作業がなされています。現在は、周辺の海と不法投棄地は遮断されていますので、周辺の海の汚染の心配はありません。
産業廃棄物は完全に撤去されたのですが、現在もなお、不法投棄がなされた場所では地下水の浄化作業がなされています。現在は、周辺の海と不法投棄地は遮断されていますので、周辺の海の汚染の心配はありません。
一時は「ごみの島」といわれた豊島ですが、かつては石の砕石が産業で、「石の島」と言われたようです。酪農が活発な時代には、「ミルクの島」と言われたそうです。
そして、美術館が人気となり、若い観光客が訪れる「アートの島」になりました。現在は、新型コロナ対策で観光に制限がかかっていますが、美術館がなくとも、天然の景色そのものがアートだと感じられる美しい島です。
豊島では、mammaというゲストハウスに泊まりました。戦後に乳児が育つミルクが豊富だった、この島で乳児を育てる施設だったところを、宿泊施設に再生したとのこと。
mammnaの責任者で町議員にもなった茂木さんにはインタビューをして、ビデオを作成しました。今後、オンライン講義で学生に見てもらう予定です。
豊島にみんなで行ける日を楽しみに、オンライン講義を頑張っていきます。
文責:白井(教員)
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