スキップしてメイン コンテンツに移動

県外出身の学生から見た岡山と地元地域



  写真:岡山の風景アラカルト


はじめに

 地域について学んでいる私たち地域マネジメント学部の学生ですが、中には岡山県以外から進学してきた人もいます。学生同士で地元の話をするときには、地域の違いを知ってびっくりすることも多々あります。

 この記事では、県外出身の学生たちが学びのフィールドである岡山と地元を比較したとき、どんな違いがあるか、岡山の「ココがスゴイ!」や地元の「これはどこにも負けない!」というモノ・コトを聞いてまとめてみました。 



1.岡山と出身地の違いで感じたこと

 まず、岡山と地元を比べて驚いたことや慣れないことを聞いてみました。

●地元に比べて、岡山は駅の近くにイオンなどの商業施設が集まっている
●岡山の海は地元よりきれいじゃない
●車の渋滞が地元より多い
●言葉、イントネーションの違いが慣れない
(香川県 Aさん)

●学んでいるからか、地元より岡山のほうが地域活性化に取り組んでいると思う
●路面電車の規模が違う
(広島県 Bさん)

●岡山は地元より人の数が圧倒的に多い
●地元より岡山のほうが交通手段の数が多い
●方言がわからない
(愛媛県 Cさん)

●市電が長い距離は走っていない
●朝・夕のバスの数が多くて便利
●岡山は中心市街地が地元と比べてかたまっている
(広島県 Dさん)

 地域マネジメントの学生なだけあって、地域の様子について答える人が多かったです。普段の講義であげられる事例が岡山でのことが多いこともあり、地元と比較することで理解を深めている学生もいます。
 また、言葉について苦労している人が多かったです。岡山弁の「~しね」、「~せられ」、「~じゃけぇ」に慣れない人は周りの県外出身の学生からもよく聞きます。私も始めて岡山弁で「はよ、しね」(「早くしろ」って意味です)と言われたときはびっくりしました。


2.出身地・岡山のいいところ

 次に地元で誇れること、岡山に進学し地域で勉強してみて気づいた良いところを聞いてみました。

(1)地元について

●海がきれい
●小さい県だから移動時間があまりかからない
●高松の商店街が楽しい
(香川県 Aさん)
●出身を聞かれて、県ではなく市で答えるくらい地元愛が強い
●地元のブランドがある
(広島県 Bさん)

●街と自然がバランスよくある
●特産品がたくさんある
(愛媛県 Cさん)

●長く過ごしてきた場所だから過ごしやすい
●土地勘があり遊びやすい
(広島県 Dさん)

 地元については、自然、産業、住みやすさなど様々なジャンルの意見がありました。それだけ学生が地元に愛着、誇りを持っていると感じました。

(2)岡山について

●商業施設がそろっている
●イベントが多い
●若者が多くて活気がある
(香川県 Aさん)

●講義や学外の活動を通して、地域の人々が優しいと感じる
(広島県 Bさん)

●若者向けのものが多く、遊ぶのは楽しい 
●街にほとんどのものが集結しており便利
(愛媛県 Cさん)

●講義で何かしようとするとき、すでにそれに携わっているコミュニティが存在している
(広島県 Dさん)


 岡山については街についての話が多かったです。講義や学外の活動で現地に行くこともあり、岡山の良さを学びながら見つけています。岡山は地元とは違う良さを持っており、それは地元に足りないものであることもあると思います。今、学びの中で見つけたことは将来、地元をより良いものにしていこうとするときにきっと役に立つのではと考えます。


今回のまとめ

 今回、県外出身の学生に話を聞いてみて、みんな地元のことを好きなんだと改めて感じました。
 
 その地元から離れてまで地域マネジメント学部になぜ進学したのか、県外出身の学生の1人として私が答えようと思います。

 それは、「地元に貢献したい」と感じたからです。地元という環境がなければ、地域について学んでいる今の自分はいないと考えています。地域マネジメント学部で学んだことを将来、地元に戻った時に生かすことができるようにこれからも精進していこうと考えています。

 一個人の意見ではありますが、地元に思い入れのある方は地域マネジメント学部に興味を持ってもらえると幸いです。


文責:川崎(2年生)

コメント

このブログの人気の投稿

地域マネジメント学部の教員紹介:大橋和正学部長

今回から、『地域マネジメント学部の教員紹介』をしていきます!  まず、最初に紹介する教員は 大橋 和正 ( おおはし かずまさ ) 学部長 です。     講義では、[ものづくり概論、地域産業論、ものづくり産業各論、地域産業融合論、ものづくり産業演習、地域産業戦略論、ものづくり産業融合各論、ものづくり産業融合演習、地域マネジメント実習、卒業研究基礎、卒業研究Ⅰ、卒業研究Ⅱ]と、ものづくり産業について教えて頂いてます。  講義では、実際の物を見たりや計算、ものづくりの工程など分かるまでとことん教えて貰えます。  また、講義を受けている一人ひとりをきちんと見てくださるので初めてものづくりについて学ぶ方も大丈夫!      在学生から見て大橋先生は、すぐに名前と顔を覚えてくれ、学内で会うと声をかけてくれる、とても話しやすい学部長です。また、学生のことを気にかけてくださり、学部対抗の学内行事で、地域マネジメント学部が優勝した際には一緒に喜びました。     勉強面はもちろん、大学生生活のサポートしていただいています。     在学生の声として、私が受験生の時にオープンキャンパスに参加する度に、大橋先生が積極的に話しかけ、名前を覚えてくれたので、学生と先生との距離が近いと実感しました。また、受験の際には大橋先生が面接監督をして下さったので、緊張しましたが、落ち着いて面接を受けることが出来ました。    今行われているオープンキャンパスの時にも、来てくれた学生に積極的に話しかけてくださっているので、 2 回 3 回と参加すると、顔を覚えて貰えるかも知れません。ぜひ、オープンキャンパスに参加して、大橋先生と話してみてください。 文責:二瓶(2年生)  

大学から始めた部活動:うらじゃ「陽輝」

 私は、大学生になって、うらじゃ部「陽輝」に所属しました。うらじゃとは、27年前、温羅(うら)の伝説から生まれた祭りです。岡山の地域・文化・歴史に根ざし、市民参加型の祭という特徴があります。  私は、岡山県倉敷市出身ですが、うらじゃをしたことも見たこともありませんでした。地域マネジメント学科に所属しているのに、自分の住んでいるところことを知らないなぁと思いました。  入学してから気になり始め、部見学もせずに入部届を出しました。今思えば、なかなかにすごいことをしてしまったなと思います。  うらじゃ部「陽輝」は5人で活動しています。他の団体に比べて人数は少ないですが、頑張って活動しています。毎年、倉敷よさこいや奉還町商店街で行われるイベントのエコナイトなどに参加しています。 写真:奉還町エコナイトでの演舞  しかし、2020年度はコロナウイルスの影響でイベント参加が難しかったです。そのため、中止されたイベントが多くあったため、2020年度に参加したイベントは、学園祭と部長会主催のクリスマス会だけでした。また、2019年11月に開催予定だったアオハル祭が2021の夏に延期されたため、それに向けての練習を行う予定です。  うらじゃ部に所属したことによって、私自身が変わったところがあります。  一つ目は、人見知りが少なくなったことです。私は人見知りが激しく、自分から話すということがとても苦手でした。しかし、うらじゃを通して積極的に人に関わることが増えたため、始める前ほどの苦手意識が少なくなりました。  二つ目は、人前に出ることが平気になりました。今までは発表の場では失敗することを恐れていました。しかし、うらじゃは楽しむことが大切なため、失敗してもまわりの人が楽しめるようにしています。 写真:奉還町エコナイトでの記念撮影 注)この原稿は2021年3月に作成したものです。 文責:難波(3年生)

インターンシィップ報告:浅口市元地域おこし協力隊でインターン

  今回、私はインターシップをももたろう自動車教習所で5日間、浅口市元地域おこし協力隊で5日間、計10日間行かせてもらいました。  5日間でいいのになぜ10日も行ったのという疑問もあると思います。事の発端は2020年6月25日インターシップの講義でした。この日はインターシップ先を大方、決めなければいけない講義で、私はドローンの操縦免許を取得したいがために、ももたろう自動車教習所を選んでいました。でも、私以外に行く人がおらず物寂しく感じ、私は友達と一緒に浅口市のインターンシップにも(勢いにまかせて)行くことが決まりました。  さて、勢いにまかせて決まった浅口市のインターンでした大変なのはここから。私は備前市日生町に住んでいますが、どこかわかるでしょうか? わかりやすく伝えると、兵庫県の県境の町に住んでいます。一方、浅口市は広島県よりちょっと手前にあるところにあり、ほとんど真逆の方向で、車で片道2時間半かけて行くことになりました(しかも5日間)。  肝心のインターン先は岡山県浅口市。岡山県で最も小さい市で、岡山県の南西部に位置し、瀬戸内海に隣接する自然豊かなまちです。ここでお世話になったのが、元地域おこし協力隊の小林さんです。インターン内容は動画撮影・編集、情報収集、SNSで情報発信、などなど。  実際に情報収集のために町を歩いたり、食べたり、山上ったり、それが終われば情報をまとめてブログやInstagramに投稿する、これがしんどいというか大変…。これをほとんど毎日やってる小林さんはすごい~…。インターネットに発信するネタも、独自で作り上げた浅口市情報収集システムのおかげらしいけど、本当にすごい…。  動画の撮影・編集もやらせてもらいました。これも大変でした。字幕の表示時間とかBGMはでかくないかとか、声がちゃんと聞こえるかなどなど、やることが多かったです。でもここで学んだ動画の撮影と編集の知識があとあと活かせることができました。  最終日には、インターンシップで学んだことの成果発表会がありました。情報収集や情報発信のやり方、自分たちで作ったPR動画鑑賞などなど発表させてもらい終了しました。その様子はちゃっかり新聞に載りました(笑)  さて、次はももたろう自動車教習所でのインターンシップです。ここではドローン教習3日、インターン2日の計5日行きました(※教習もインター

オンラインで新入生歓迎会

 今回は、5月29日に 、 z oom を使って 新入生歓迎会について 、 書きたいと思います 。  新型 コロナウイルスの影響で 今年度は4月頭のオリエンテーションの一環で行われる予定であった 新入生歓迎会が無くなってしまいました。    しかし 、 3年生の森本さんが 白井先生に掛け合ってくださったおかげで 、 z oom を使って 新入生歓迎会を行うことができました!   当日は、1年生8人、2年生3人、3年生5人、白井先生の計17名 が参加しました。    最初は、 全員で 名前・出身地などの軽めのあいさつをし ました。その 後、ブレイクアウトルームと い うz oom 参加者を、小さなグループにランダムに分けること が できる機能を使って1グループ4人~5人 が 集まり、たくさんのことについて喋りました。    高校時代の話、専修についての話、バイトやサークルの話、将来の話などについて 、グループを組み替えることで いろんな人と話すことができました。    1年生にとってはもちろん、2年生の 私にも 有益な情報が得られた と感じました。  1年前私も新入生歓迎会で先輩たちと初めて会って、沢山わからないことについて質問をしたことを思い出しました。  そんな自分が今回先輩として後輩にちょっとでも良い情報を渡せた事にうれしくなりました。  初めてのz oom を使ったイベントでしたが、 好評だったのでまた、いつかしたいと考えています。  その時は、皆さんも参加してみてはどうでしょうか?

蒜山キッズフェス:ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジにて

2021年 7月18日、ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジにて蒜山キッズフェスを開催しました!! 私たち、山陽学園大学の中村ゼミ5人を中心に運営させて頂きました。 このご時世の中、たくさんの方々に参加して頂けて大変光栄に思っております。 蒜山の自然や人々の魅力をより一層深く知ってもらえる取り組みができないかと活動してきました。そこで、私たち中村ゼミ5人と両備グループさんでタックを組み、イベントを通して蒜山を盛り上げようということになりました! 現地実習を重ねることで、新たな蒜山の魅力を発見することができました。 そして、地域の方々にインタビューをさせて頂きました。 「なぜ蒜山で働いているのですか?」と質問すると、皆様共通して、「蒜山に恩返しをしたいから」と仰られていたのを受けて、蒜山の方々はとても温厚な人ばかりで素敵な場所だと改めて感じました。 イベントを企画していくにあたり、苦労することもたくさんありましたが、 参加して頂いた方々が、必死になってゲームに取り組んでくれたり、笑顔いっぱいで楽しんでくれたり、真剣な表情で作品を作ってくれたり、そのような姿を見ることができてとてもやりがいを感じました。 イベントの内容として、私たち中村ゼミはひるぜん塩型キャンピングヴィレッジ内でのスタンプラリー、ビンゴ大会、◯×クイズ、工作を担当しました。その他、有識者の方々には、工作等、紙芝居、勝山高等学区蒜山校地の生徒の皆様には、研究発表などとても濃く、たくさんの企画がありました。 今回のイベントに携わって頂いた方には大変感謝しております。ブース出店に協力して頂いた皆様、勝山高等学区蒜山校地の生徒の皆様、本当にありがとうございました。協力して頂いたからこそ、大成功に繋がったと思っています。 そして最後まで、私たちに案を出して頂いた、両備グループの皆様、ありがとうございました。今回のイベントを通して、人と関わることの楽しさ、協力することの大切さを学ぶことができました。 蒜山キッズフェスは私たちにとって、一生忘れない思い出です! 文責:沖本(4年生)